うつろいある命の最盛期を「いけばなアートフラワー®」で永遠に!
2020.11.21
Posted by Terai
和室や床の間の飾りとして、また贈り物にご利用いただいている
Akanbiの人気の和風アレンジメント「いけばなアートフラワー®」
(「アートフラワー」と「生け花」を融合させ、現代の住環境にも合う和モダンなアレンジメント、「いけばなアートフラワー®」をご紹介しています。)
大輪のカサブランカが美しいこちらをご紹介します。
すーっと伸びた曲線が美しいカラーと
ダイナミックにうねる枝物を合わせたスッキリスタイルに仕上げています。
欧米スタイルのフラワーアレンジメントが「面の芸術」であるのに対し、
日本のいけばなは「線の芸術」といわれています。
フラワーアレンジメントは
花をモリモリに盛って華やかに飾る「足し算の美」。
対して、いけばなは
余分なものを取り除き、ミニマムに活ける「引き算の美」。
蕾が徐々に開き、美しく花を咲かせ、盛りを経て、やがて朽ち果て終わりを迎える。
いけばなでは、花の命の移ろいそのものを美と捉えています。
アレンジメントのように枝葉が多すぎると、目が行き届かないため
しっかりと一つの命の経過を見届け、愛でるためには、不要なものを排除する。
シンプルイズベスト。
改めて見ると、日本にはミニマリストな考え方が古来から存在し
いけばなという芸術文化の中にも根付いていたのですね。
こちらはアートフラワーなので、
命の移ろいを楽しむことができないですが、
花の最盛期の姿のままを存分にお楽しみください(^^)
ちなみに、排除する、取り除くというのは
いけばなの中でも最も大切かつ難しい行為の一つに感じます。
稽古は回数を重ねることで、技術とともに量や数への匙加減のセンスが磨かれていくので
最初の頃は感覚が未熟で、切り過ぎて取り返しがつかないような、もったいないような、、、
そんな気になり、迷った挙句に恐る恐るそのまま残しておくと、
結局師匠の手直しでバッサリいかれるということが繰り返されます。
そしてその手直しにより、
作品が格段に美しくレベルアップすることがほとんどです。
潔く手放せる凛とした姿に、人は美と感動を覚えるのかもしれません。
人生もそうでありたいものです(^_-)
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